医薬品類似名称検索システムは、医療用医薬品(以後、医薬品と略す。)を対象に、医薬品名称の類似性により生じる製品取り違え防止の手段として医薬品名称の類似性を客観的に表示・評価するためのシステムです。
「厚生科学研究費補助金 特別研究事業 医療事故防止のための医薬品基本データベースの開発・運用 平成13年度 特別研究報告書」にしたがって作成した医薬品基本データベースのプロトタイプを基に、厚生労働省がインターネット環境下で医療関係者や製薬企業等が使用するための実用化システムの開発を行ったものが本システムです。
システム運用・保守は一般財団法人 日本医薬情報センターが行っております。
医薬品類似名称検索システムは、既に承認された医薬品名称から、その類似医薬品名を見つける既存医薬品名称検索と、新規名称を含む任意の医薬品名を使って、既存の医薬品名から類似医薬品名を見つける新規医薬品名称検索とがあります。
既に承認された医薬品相互の名称を見比べて、その類似性を客観的に評価するための指標数値で表示します。
例えば医療関係者の方が院内採用薬の選定の際に、採用予定医薬品名と既存の採用薬の名称との類似性を確認する等の目的に利用することができます。
無料のサービスですので、どなたでも自由に利用することができます。
「厚生科学研究費補助金 特別研究事業 医療事故防止のための医薬品基本データベースの開発・運用 平成13年度 特別研究報告書」を基に作成された医薬品類似名称検索システムで、現在、一般財団法人 日本医薬情報センターで運用・管理しています。このシステムを使ったサービスは製薬企業を対象にしており、医療機関や一般の方向けにはサービスを提供しておりません。
本システム稼働後もしばらくの間、並行して運用しておりますが、医薬品類似名称検索システムとしては将来的には本システムに集約される予定です。
一般財団法人日本医薬情報センター(JAPIC:Japan Pharmaceutical Information Center)は、1972年厚生大臣の許可を得て設立された公益法人で、医薬品に関するあらゆる科学技術情報を収集・処理して、製薬企業・医療機関・行政機関等に提供することにより、国民の保健医療の向上に寄与することを目的に活動しています。